社会福祉法人上田明照会

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完治のプロセス ②
2015/12/28
〇 11月のブログ 『完治のプロセス』に、二つの
  質問。 9mの下の川に飛び込んで正常になっ
  た? 解離という本を読んだきっかけは? 〇

一つ目の質問は、”そんなすごいことをして、正常
に近づけるのですか? 私には衝撃です”。

まず、本人に聞きました。

「 はい。近づけたのです。
 何も考えずに川に飛び込んでました。
 何もできませんでした。
 川の中が冷たいとも思いませんでした。
 1週間後に、膝がはれているのに気づきました。」

私の受け止めは~

 それまでは物事を、現実を見ないようにしてきた。
 つらいとか悲しいとかの感情を抑制していくと、
 その副作用として緊張感や発作を起こすという
 身体の反応に苦しむことになります。

 川に飛び込んで、物事を近くで見ることができる
 ようになったのではないか?
 本人を見ていて、そう感じます。

二つ目の質問は、「解離」(アメリカの精神科医、
 パトナム著・中井久夫訳・みすず書房)という本
 を読んだきっかけは?

 これは私から話します。

 私が向き合っている人は、自己破壊的な行動や
 嗜癖・依存症などの問題行動に苦しんでいる人
 が多く、対応の基本を勉強したかったからです。
 特に、虐待やトラウマと戦っている人への支援!

 治療と哲学と原則、の章には7つの柱があります。

 1) 児童のニーズに応える
 2) 児童の自然回復力を支える
 3) 児童からの見え方を理解する(大きさ・時間・力)
 4) 児童の安全を確保する
 5) 児童の論理的拘束と言語的困難を理解する
 6) 介入の顕在法と陰伏法
 7) 治療空間を創造する

  (本人からの感想は届き次第、載せる予定です)


〇 12月下旬、20才・定時制高校生が、この4年間の
  振り返りのメモといろいろな資料を見せてくれました。
  勉強・進学のことから始まり、3時間話しました。 〇

『 4年前。 特別支援学級(中学)を卒業して進路は?

 定時制を選んだのは、自分はどうして療育手帳を持って
 いるのかという疑問があり、勉強を教えてもらえなかった
 という不満があったからです。 

 そして、お金とモノと嘘で固めた今までの人間関係では
 もうだめだと思って、丸裸になって自分の力だけで人間
 関係を作り始めました。

 溜め込んだ結果、リストカットやODなどの自傷行為を
 繰り返していました。

 今は、ずいぶん吐き出せるようになってきたし、誰かに
 相談しどう対応したらいいのか、考えるようになりました。

 それまでは、自分から何かをしなければいけない、
 と考えていました。


 これからは、自分に関心をもってくれる人、心配してくれる
 人が来るのを待つ、というスタンスに変えました。

 自分のことを障害がい者とは見ていなくて、少し回り道を
 したことくらいに考えるようになりました。

 今は、こころの中に溜め込まずに、自分で行動し解決できる
 ようになってきました。

 コンビニでバイトさせていただいて、問題を乗り越える
 たびに自信がつく感じだし、いろいろな社会勉強をさせて
 頂いていると思います。

 処方薬もずいぶん減りました。
 よく眠れるようになり、横になって40分間眠れなければ
 眠剤を飲むようにしています。
 安定剤を飲むと眠くなるしだるくなるので、
 少しずつ減らせそうです・・・。

 進路は、”介護福祉系に進学” したいと思います。
 それには成績をアップさせないといけません。
 中学の復習から取り組みたいと思います。

 そして、自分に欠けていることを振り返り、今後の生き方
 を考えていくつもりです。

 結果として、ここまで元気になってきたので、少しだけ
 自信ができてきました・・・。 』









自己コントロールのコツは充実感
2015/12/21
〇 11月の電話はパニック状態・グチャグチャ感が一杯!
   12月の電話では明るくスッキリと、本質で生きることに
   トライしたい! 60代・一人暮らし女性の変化。   〇

『 他の人とかかわると、その人に迷惑をかけてしまうのでは
 ないか、と考えてしまいます。
 どう整理したらいいか、教えて下さい。 』

 と、11月の電話できり出されました。
 今、相談できる人はあなたしかないのです、と。

『 このごろ、入所している母のことで何人かと話した時も
 そう考えてしまいました。

 10年前、福祉施設で働いていた時も、自分では処理でき
 ない問題がおこり、パニックになりました。

 私は相手の中に入りやすいし、相手も入ってきやすい
 のです。

 でも今の自分には、入ってこられた時に対応する力が
 ないんです。 』

「 そういう自分だとわかったら、いかがでしょうか?
 相手との間に境界線がなくなってしまうみたいですね。
 こちらから、線をひけるといいのですが・・・ 」

 そして、1か月後(12月)の電話です。

『 結論から先に言います!
 無理をしないで、少し働きたい。
 仕事がみつからなかったら、入所施設でボランティア
 をさせてもらいます。

 このごろ、人の顔をうかがったり、落ち込んだりはやめ
 ました。 損だと思うようになりました。

 何人かの方のおかげです。
 1か月前の自分が嘘のようです。

 何事も起こっていないのに怖がったり、自分を自分で
 追い込んでいました。
 自分に自信がないから、抜け出せたかなと思います。

 20年前のトラウマは、まだ残っていますが・・・。

 本質で生きることにトライしてみます! 』

そして、3日後 Cメールが届きました。

『 何人かの方と就活相談をしています。
 よく眠れます。 
 自分が動くことができたという充実感があります。

 本日は、赤口(縁起が悪い・不吉)ですが、あまり
 気になりません。

 行動を起こした後の自己コントロールのコツが、
 少しわかってきました。 』






我孫子から夏の保養のお礼の手紙
2015/12/15
☆ この夏、千葉県我孫子市から保養にみえた
  8家族の親子から、お礼の手紙と写真が
  届きました。 今後ともどうぞよろしく!  ☆

『 私たちは夏休みも終え、日常の生活に戻りました。
 育児や生活におわれていますが、時々8家族で連絡
 を取り合って交流を図っています。

 我孫子はホットスポット(放射線量が高い地域)です。
 上田明照会さんが保養の受け皿を用意してくださって、
 保養に関心を持つ人が増えて来ています。

 こちらでも保養の写真をパネル展示させていただく
 こともあります。
 保養の大切さを伝えていきたいと思います。

 菅平高原へバスで連れて行ってくださったこと!
 子ども達もたっぷりと大自然に触れて、遊び、
 大喜びでした。

 8家族が、仲良くなれて、親戚のようなお付き合い
 ができています。
 本当にありがとうございました。
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 』


〇 少し母との関係つくりができるようになってきた
  と、そのワザを伝えに40代・男性が来室。
  バイト先でもジョークが出るようになって・・・ 〇

1か月前の夜、母からの口撃にどう対応したらいい
か、と彼から電話がありました。

” とりあえず、すべて、100% シャットアウトする
しかないですね” と答えました。

そしたら、その夜はなんとかなったそうです。

『 このごろ、スーパーのバイト先でも、品出し作業
 のスピードが速くなったね、とほめられます。

 上司から、寒くなりましたねと言われ
 ”いいえ、私は肉厚ですので熱いです”
 と返しました。 笑ってましたね。 (大笑い)

 先日のシャットアウトがあったせいか、母の口撃
 に対して自分のなかにフイルターがかかるように
 なってきました。

 また、母が嫌がることをしないようにしています。

 ドクターからは、家事を手伝ってください。
 そして、財布には千円以上入れておかないでくだ
 さい、と言われています。
 やってます!

 母もおばさんには素直に、いろいろなことを伝えて
 いるようです。 』






母と私の関係に問題あり
2015/12/14
〇 自分を責め、相手を責めてきたという50代・女性が
  来室。 支援者から、”あなたとお母さんの関係がうまく
  いかないのは、あなたが我を張るから?” と聴かれ 〇

「 それは違います。 それは母と私の関係に問題があります、
 と答えました。

 このごろ、少し元気になってきました。 波があるけど。
 週2回来てくれるヘルパーさんンと一緒に掃除や片づけを
 しています。 趣味の手芸も始めました。

 平日はお弁当をとってます。
 土・日は外食。 自分で何を作って食べていいのかわかり
 ません・・・。

 貯金して友人と、日帰り温泉旅行に行ってきました。
 貯金箱は友人宅に置きました。
 自宅に置くと使ってしまうから・・・(笑う) 」

 『 15年前、発症して入院。 その時、病識はなかった。
 お父さんが亡くなった直後でしたね。

 この頃は、お互いに年をとってきて、弟さんも間に入ってくれて、
 適度な距離感になったようですね。

 10年前は、子育てもあり就労して頑張ったけど、3か月しか
 続かなかった。 自立したかったんですよね。 』

 「 15年前の初入院の時に書いたノートが出てきました。
 書いた詩が2編、あります。 読んでください。
(* このブログの最後に載せました。)

 この半年で、糖質制限をして体重を11kg 減らしました。
 若いころの服が切られなくなって、着たいから・・・ (笑)

 私の部屋に相談に来ている人がいます。
 両親の愛情を感じないで育ってきた人。
 お母さんらとの関係が グチャグチャ になっています。
 でも、私には彼女のグチを聴くくらいしかできません。
 相談に乗ってください。 」

 『 複雑で曲がりくねった道をどう整理するか、
 よろしければ 3人で話しませんか。

 精神科のソーシャルワーカー(SW)さんの紹介で
 出会って10年。
 あなたから 私の知らない世界を見せてもらい、多くの
 ことを学ばせていただきました。 これからも・・・ 』

 ( * 詩2編です )

   ” 夜中は天国 ”
    早朝から 目が覚めた
    朝食がとれないまま あらしになった
    ひきづられていく私
    なぜ 生きていかなければならないのか
    わからない
    日ざしは暑いが
    こころは真冬のよう。

   ” きらめく風の中 胸のこどうと
    虫たちの声
    ゲ・・ ギ・・ ジ・・ ゲ・・
    真夏のような日の光
    しばふの中に ぽつんと しろつめ草のむれ 
    ベンチに横たわると
    ふわー と 風が走り
    甘いかおりが ただよう
    私は この広い空間の中に
    ただ ひたすらにひたる
    あー 時がすぎるのが早い ”




 


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