社会福祉法人上田明照会

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人と対話して自分の限界を知る
2015/07/30
〇 入院したキーパーソン役のおばさんの治療方針
 などで多忙な1か月を過ごし、疲れ切った表情の
  40代・男性が来室しました。         〇

 この1か月の中で、 ”死ぬ死ぬで頭の中が一杯” と
 いうメールが届いたり、バイト先の同僚からも疲れてる
 みたいだね、言われたり・・・、
 ということがあり、心配していました。

 ”でも、自分ではどうしてなのかわからない” 
 と言うので、

 ”バイト(自分)の事は二の次になっていて、おばさんの
 ことで飛んで歩いていたせいで、自分の限界を越えて
 います” 
 と伝えました。

 「そしておばさんも退院となり、次の病院へ紹介状を
 持って行ったら、そこのドクターが ユーモアを交えて、
 “当面は対症療法をしましょう。私も一緒に頑張ります”
 と、ていねいに話してくれました。

 ”よかった。! 神様みたいな先生と出会えて!”
 と、おばさんは感謝してました。

 ところが、2日前 バイトに行って仕事し始めたら、汗が
 止まり、頭痛が起きてしまいました。(熱中症?)
 同僚からも言われて、帰ってきました。」


 『先日ほどのひどい顔ではないですが、今日も疲れた
 表情ですよ。 ようやく退院となって、自分の事に専念
 できるようになってよかったですね。

 おばさんともじっくり向かい合ってくださいね。
 私も明日、お見舞いに行ってきます。』


〇 1か月ぶりに電話をくれた一人暮らしの60代女性。
  入所施設にいる母が実家へ帰りたいと言い出した
  こと。 淡々とした人生を過ごしたいと思うと・・・  〇

 6月の電話では~
初めて、以前働いていた福祉施設をやめた経過を話して
 くれました。
 いろいろとズレがあったこと、期待されると自分の力量
 以上に頑張ってしまうこと(悪い癖)を話してくれました。

 今は、やっと 自動車の免許の更新に行ってこれた!
 元気になったら、また福祉の仕事をしたいけれど・・・。
  ~そんな話をしてくれました。


 「今、母がお世話になっている施設に来ています。
 元気になってきて、実家からもお見舞いに来てくれて、
 家に帰りたいと初めて言いだしました。
 どう答えていいかわからず、このごろ私も行ってないよ、
 と答えました。

 この施設で母が気に入っているスタッフがいます。
 水分補給ができていないときに、この方は
 ニコニコしながら、水分を取ることの大切さを説明して
 くれるのだそうです。
 自分とちゃんと向き合ってくれるのだそうです。

 友人との会話で、子ども達との関係を話したら、
 ”子どもなんだから、きっと こうやってくれるよ”

 これからは、淡々とした人生を過ごしたい、と言うと
 ”それだけではもったいないよ!” 
  と言われて、苦しくなってしまいました。

 そんな時は、私の弱さをよくわかっている福祉施設
 時代の友人に電話します。 」

 『淡々と生きるって、けっこう 難しいと思います。
  自分の限界を知って、相手とうまく境界線を引いて
  付き合えるといいですね。
  1年ぶりに、8月になったら会って話しましょうか?』




スルーする & 自分で考える
2015/07/28
〇 この春、3年ぶりに来室した50代女性が、百合の
  写真を持って来てくれました。 話し始めると自分の
  ボロが出てくると言いながら、薬物歴の話を・・・ 〇

 「相談室の庭に咲く、紅すじ改良山百合はきれいです。
 写真は相談に来た人にあげて下さい。

 一番、信用できるのは自分ですね。

 私にはトラウマじゃないけど、人間への不信感があり
 ます。
 元夫は、ありとあらゆるお金を持って行ってしまう人。
 信じられなくなった。 
 だから、お金を隠す習慣があります。
 今、信用できるのは、精神科のドクターと相談支援員
 さんだけかな。

 昔、人への攻撃メールを出しまくっていました。
 自分に自信ないから、攻撃したくなる。
 SOS なんですよね。
 人に喚く前に、自分で考えた方がいいと思う。
 訳もあると思うから、話せるといいね。

 人と話していると、自分のボロが出てしまう・・・。(笑)

 15年前、付き合っていた人が薬物依存(薬中)でした。
 薬物を飲むと、一瞬で 集中できます。
 心臓がドキン・ドキン してきて、高揚する。
 でも、お金がかかる。 月10万円使ってました。
 2年でやめました。
 ドキン・ドキン がなくなったから。 後遺症もないです。

 20年前、父が亡くなり、仕事もうまくいかなくなって、
 寝込み、保健所へ電話したら、訪問してくれました。
 ” あなたは精神的な病気です。治療・入院が必要です”
 と言われました。
 自分が病気だとは、思っていませんでした。

 そして、今の私がいます。 (笑) 」


〇 連日、日記風メールを送ってくれる30代女性です。
  この間のメールから、印象的なワン・フレーズをお届け
  します。 送ると、自分の頭が整理されるそうです。 〇

〈高校の文化祭に〉

 「卒業した高校の文化祭に行ってきました。
 勉強して、部活して、恋をして、下駄箱にあった手紙を・・・。
 ここに通っていたのは、もしかして夢だった?
 彼女のいる人を好きになって・・・。
 止められない自分にすごく苦しんでいたっけ・・・。」

 〈二人で考える姿勢〉

 「家族にいろいろな問題があるから、少しずつ 
 考えるようにやっていこうと思う。
 それには、動機づけと、まめなコミニュケーションかなあ。
 夫婦関係は干渉ではなくて、二人で考えていこうとする
 姿勢が大事というか、軸にしていきたいと思う。」

 〈スルーするワザ〉

 「地域のつながりや親との関係で、悩むことが増えてきました。
 スルーして適当にあしらっておいた方がいいのか、
 それとも真剣に話し合った方がいいのか?
 でも結構支離滅裂だし、無駄なような気がするから、
 やっぱり、スルーしよ・・・ 」

 〈結婚って?〉

 「結婚すれば安心できると思った。
 二人目を産めば、幸せになれると思った。
 sex をすれば、わかりあえると思った。
 でも、そんなことなかった。 じゃんじゃん・・・」

〈捨て猫の命〉

 「子猫が捨てられていて、保健所に電話しました。
 引き取りにボタンティアさんが来てくれました。
 本当は、うちで飼いたかった・・・。
 でも今は無理だという事が、よくわかりました。
 責任がありますね。 命って重たいですね。」

 〈元彼とすれ違った〉

 「先日、元彼とすれ違いました。
 露骨に目をそらせてしまいました。
 もうちょっと、きれいにしとけばよかった・・・
 でも、現実はそう甘くなくて・・・
 きれいに着飾るのと、身の回りをきれいにするのと・・・
 一体、どっちや!? 」





保養滞在の受入れ準備完了
2015/07/25
 いよいよ夏休みの保養滞在がスタートします。三か所の拠点を用意していて、そのうちのひとつで、グループでご利用される拠点の受入れ準備が終わりました。
 この拠点では、6世帯16名の皆さんが7月27日~約一か月間、ここをベースに信州の自然を思いっきり楽しんでいただければと思います。


富岡町の避難住民の声(報告書)を聴きました
2015/07/24
〇 NPO法人 とみおか子ども未来ネットワーク
  から、富岡町から避難した住民の声を
  聞き取った「報告書」が届きました     〇

 福島第一原発から20Km圏内で、誰も帰還できて
 いない冨岡町民、100数十名の声を聞き取り、福島
 大学うつくしまふくしま未来支援センターがまとめた
 報告書です。 2014年3月発行。

”問題を構造的に把握し地域再建に役立ててほしい”

 B4判・91ページの生の声に耳を傾けました。
 どうして、NPO法人の名前(子ども未来)がついたのか、
 ようやくわかりました。

”30~50年のスパンで考える” 訳ですから!

 5点にまとめられています。

 ① 資産・職・住居を取り戻す難しさと、安心感喪失から
    くる閉塞感の陥っている。

 ② 社会的合意形成の機能不全による意に反した現実の
   出現からくる抗しがたい無力感の陥っている。

 ③ 賠償問題の確定を前提とした、帰還派・移住派・判断
   つかない派の 3本建て支援への期待。

 ④ 当事者の協力による再建の道、原発被災からの復興
   と日本の破滅阻止への取り組み。

 ⑤ 見切り発車の再建の道、異様な活況を呈する
   いわき市の状況が見える。

 静かに、このNPO法人に向かい合いたいと思います。
 そして、「はじめての福島学」(開沼博著)という本と、
 出会いました。


夏休みが始まり、ホットスポットから上田に「保養」に
 来る親子の季節が始まりました。
 明照会の保養施設も準備を整えました。
 8月5日の上田花火大会には、今年も”避難者招待席”
 が用意されました。
 (現在、上田市内に避難している方は38世帯です) 



 


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