社会福祉法人上田明照会

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問題の泉が湧きあがり、不安の泉が枯れて・・・
2015/06/30
〇 4月の119搬送以降、定時制高校で・家族内で・
 バイト先で次から次へと問題が湧きあがり、不安
   の泉の方が枯れたと、20才・男性から電話あり 〇

 お世話になっている訪問看護の方に、彼につないで
 頂いて、電話しました。

 『4月の久しぶりの119搬送は、今までの過換気発作
 とは違う症状で、原因がよくわかりません・・・。

 この間、彼は精神的にも強くなってきました。
 同世代の若者にはない”強さ”を身に着けています。
 だから、周りが何でもしてあげるのはよくない、
 と思って、訪看のスタッフは接しているところです。

 また、何か遠くから見るような視線で、現実を見ている
 感じがします。』

 「はい。 この頃は昨年亡くなった父の存在の大きさを
 実感しているようです。 家族のバランスが崩れたので、
 役割分担をし直さないといけないとも、考えているよう
 です。 難しいことですが・・・。

 私もできるだけ、いろいろな判断は彼に任せたいと思って
 います。」

 日曜日の午後、彼と長電話になりました。

 『でも、昨夜は爆睡しましたよ。
 次から次へと問題が起きて、これまでの不安の泉が、
 問題の泉に替わってきています。(笑)
 少しは成長したと思いますが、ドカン と来ないかな?』

 「問題を一緒に考える人達がいるから、大丈夫・・・。」


〇 急にリウマチのような症状が起こり、仕事を辞めた
 30代・女性が来室。 問題点を整理し、生活保護を
  申請することになりました。             〇

 『上司とお会いして、退職の手続きをしました。
 これからは神経内科に通います。 遺伝かも・・・。
 今は、薬を飲んでようやく運転ができる状態です。
 ひどくなると、入院という事になるかもしれません。
 母子担当の方とも相談して、生活保護を申請する
 ことにしました。

 高校時代はバンド(ボーカルでした)をし、大学では
 心理学を勉強しました。
 リストカットや薬物の体験をいかして、傾聴ボラン
 ティアや障がい児・アルコール依存・薬物依存の
 方へのケアをしたいと思っています。

 今聴いている曲は、 ”RADWIMPS” の 
 〈夢見月に何想ふ〉 〈五月の蠅〉 の二曲です。
 夢見月は、若かりし頃に戻る愚かさを息子が歌って
 くれている、感じです。
 蠅は、なんてストレートな唄なんだろう、と感じます。』

 生活保護の申請に同行し、お話を訊きました。

 『高校時代にリスカしてました。 皮一枚で切って血が
 出てきたら、生きている実感がしました。 血の色は
 きれいでした。 
 生きにくさの訳は、親との関係でした。

 10日前に電話した時は、混乱していました。
 疲れていると、混乱します。
 この間は、動きながら考えていたので、大丈夫です。

 小学生の子に事情を話しました。
 私一人なら、いいのですが・・・。

 今まで生きてきたことで、何にも無駄になることは
 なかった、と思っています。
 そんな私が、何か人のためにやれればいい、
 と思っています。
 薬とかやっていて、明るいものが見えない人に、
 よりそうことはできる気がします。

 今度、一曲 歌をプレゼントしますね。 (笑) 』





保養滞在希望を受け付け中です。
2015/06/22
 今年も3か所の拠点をご用意し、夏休み中の「保養滞在」受け入れをします。
世帯単位及びグループ(最大20名)での滞在をご希望の方は、「上田ともいき処」までお電話にてお申込みください。原則として申し込み順とします。

 滞在拠点をご提供し、食事は自炊となります。光熱水費として1人250円(昨年までは1世帯500円)のご負担をお願いします。

 期間は7月中旬~8月末までの間とし、長期滞在希望についてもご相談ください。


執着を手放す & 自分と向かい合う
2015/06/15
〇 相手に執着してきた私。 自己コントロール力が
  ついてきたら、周りに自分の気持ちを整理して
  話せるようになってきました。 30代女性が来室 〇

 毎日のように日記風のメールを届けてくれる方が、
 来室しました。
 生活費の事で親族と大ゲンカになり、警察(生活安全
 課)の方を呼ぶ騒ぎになったという、報告と相談に。

 「今回は心が折れ、頭の中が混乱し、安定剤を少し多め
 に飲んだら、ワラワラしましたが落ち着いてきました。
 10年前までは、こんな時は病院に行って点滴をしてもら
 っていました。

 当時は自己コントロール力は0%、今は50%くらい。
 相手に依存していたというより、執着してきた、ですね。
 私の場合は。
 子どもも心配そうに見ていたので、きちんと話そうと思い
 ます。 私の子ども時代を、こうでしたから。

 でも、結婚して、子どもを授かって、幸せです。
 親族にも自分の気持ちを整理して話すつもりです。」

 『執着を手放すって、そういうことかもしれませんね・・・』


〇 ”私に欠けているものは何でしょうか?” 
   スーパーでバイトしている40代男性から、
   突然 核心に触れる質問が、飛んできました 〇

 バイトや親族の問題点を話し合っている時でした。
 こういう時は、率直にお答えします。

 『周りの親族の方々が変わり始めました。
 あなたが変われる条件が、できてきたと思います。
 自分の力で、変わってほしいですね?
 これは、欠けてるというより、切り拓く、ですね。

 次は、現在に集中すること、自分の限界を知ること、
 かと思います。

 最後は、人間が回復するということを信じること。
 そうすれば、自分しか信じられないとは、
 言わなくなると思います。』

 「しばらく、強い精神安定剤を飲まなくしたら、身体の
 だるさが取れてきました。
 この間の生活費も、親族からの援助なしに、まわって
 います。

 今度、親族がリセットできた体験談を訊いてみます。
 自分も共有できたらいいと思うので。

 このごろ、大事な話や気づいたことをメモする手帳を
 購入しました。 しっかり自分を見つめたいので。」 


〇 ”人間って、一人だけで生きていくのは難しい”
  この春、3年ぶりにお会いした、50代女性が来室。
  いつも相談に乗っている方々の話を聴きました 〇

 「私のちいさな相談室(いのちの家)の常連客は二人
 です。 人間ウオッチングするには、いいですよ!
 薬物依存歴のあるAさんの口ぐせは、
 ”悲しいわけじゃないけど、虚しい” です。
 むなしいって、どんな感情なんですか?」

 『ウーン。自分が置かれている位置が決められない、
 ですかね? グチャグチャしている・・・?』

 「私は、グチャグチャしてくると、気持ちが枯れて、
 病気に傾いて、違う方向へ行ってしまい、辛くなって
 涙が出てきます。

 でも、子犬と相談支援員がいるので、さみしくない。
 でも、私は上に行ったり、下に行ったりで、中間が
 ないのです。 
 そういう時に気を紛らわせるのに、Aさんと話します。
 人間って、一人では生きていくのは難しいですね。

 ともいき処(相談室)の庭に植えた百合の球根から、
 紫色のきれいな花が咲きましたね。
 写真に撮っておきます。 Aさんにも送ります。」

 『相談室で皆さんの人生の深い話を訊いていると、
 人間の摩訶不思議さや、自分の常識が崩壊する
 解放感・脱皮感みたいなものを感じますね・・・』



 


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